むね
2018年日本ハムファイターズのシーズンも終了し、野球の話題がとぼしくなってきました。
今年の3月にファイターズ新球場が北広島市に決定してから特にこれといった動きもなく、本当に新球場を作るのか?建設中止らしいよ?など噂だけが独り歩きしています。
そこで今回はどこまで計画は進んでいるのか調べてみました。
目次
北海道ボールパーク構想って何??
北海道ボールパーク構想とは、日本ハムファイターズが新球場を2023年開業を目指し、北広島市の「きたひろしま総合運動公園」の36.7ヘクタール(東京ドーム8個分)の敷地に建設予定です。
周辺も合わせてホテルやレストラン、ショッピングに温泉施設やキャンプ場、バーベキュー施設、公園に加え子育て施設なども設ける計画です。
北広島市は誘致の為に「土地の無料貸付、向こう10年の各種減税措置」などの条件を提示し、かなり好条件で誘致に成功しました。
工事費は500億~600億と言われていますが、これは東京のスカイツリーと同額の費用が掛かる試算です。
親会社の日本ハムが1年間で儲ける純利益が600億程なので、相当大きな投資であることが分かります。
ボールパーク構想新球場への交通手段は大丈夫??
現在のJR北広島駅から建設予定地まで徒歩15分程かかり、冬場は20分を越える為新駅の計画が発表されています。
また札幌市内や千歳からのJR以外の交通手段の円滑化も問題視されています。
JRの新駅計画
現在JR側は新駅をつくるor北広島駅のホームを増設する2案で検討中のようです。
・引き込み式新駅の場合
現状の線路を立体交差させる形でボールパーク敷地内の新駅まで延伸し、輸送人数を確保するようです。
また同時に新駅を始発とする札幌駅方面の列車を増便させる計画です。
・既存北広島駅改修
一方新駅は作らず、新ホーム2面を増設させて計4面のホームで増強する案も検討中のようです。
ホームの延長や増設をして常時600人程を待機できるようにし、1時間あたり2~3本の臨時快速列車の運転を想定しています。
どちらの案も1時間あたり5000人~最大1万人の輸送人数を可能にするが、新球場の収容人数3万人の為、他の交通手段も頼らないといけない現状をどうクリアするかが課題です。
赤字続きのJR北海道が100億円とも言われる新駅の建設コストをどこまで負担するのか??
まだまだ調整は難航しそうです。
自家用車での来場は大丈夫??
現在札幌方面から北広島へ行こうとすると、国道36号線or274号線の2本を通ることになります。
週末に北広島方面に向かうと、札幌ドーム・コストコ・三井アウトレットの3つの混雑要素が重なる場合がるので、36号線でスムーズに北広島まで行く事は可能なのか調べてみました。
各施設の駐車場台数で比較すると
・札幌ドーム742台
・コストコ800台
・三井アウトレット3,300台
合計 4,842台
一方新球場ボールパーク駐車場数・・・・・最大5000台!!( ゚Д゚)
全駐車場の合計と同じ駐車場の数を用意しています。
こう考えると新球場が完成すると、最大で現状の2倍3倍は混むのではないかと予想できます。
週末がいつもの3倍混む・・・北広島から札幌市内まで3時間以上かかる日も数年後に来るかもしれません。
これに対しボールパーク構想側も早い時間からの来場を促すイベントや、遅い時間の出庫にはメリットを講じるなど時間の分散に力を入れて行くようです。
ボールパーク構想について北広島市の見解
現在寒冷地のボールパーク化の成功例に向けて、相当な調整がされているようです。
交通手段の整備、天然芝を使った新球場は可能なのか??
など問題は山積みのようで、事業性、費用面、アクセスの見通しなど、多面的に検討を行い合
意を得ていくという手続きを踏んでいます。
現在候補地内定の段階で、最終決定にはもう少し時間がかかるようです。
現在の札幌ドームには年間15億円を払い、飲食やグッズ類などの収入も札幌市に入る構造ですが、新球場では「入場料無料」や「お弁当無し」など、利用する側にもかなり魅力的な施設になる事は間違いありません。
家族で来場しお父さんは席料を払い野球を観戦し、お母さんは買い物や温泉に入った後にまた合流する。
そんな1日楽しめる北海道ボールパーク構想を今後も追って行きます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ついにファイターズ新球場建設決定!
10月31日ついに北広島市に建設が決定致しました。
2023年の3月開業をめどに「世界がまだ見ぬボールパークを北海道から発信」します。
球場は3万5千人収容規模で、レフトスタンド上部には天然温泉施設を建設予定、天井はスライドで開閉できるようになり冬の雪を防ぐ形になります。
いよいよ本格的に新球場構想がスタートし、今後の盛り上がりに期待しましょう!